私が大の大の大好きな「第三帝国興亡記」というシリーズの話です。
ドイツ好きとなった原因ともなったゲームであり、タイトルから察せる通りにWW2のドイツ軍でプレイするSLGです。
今年の頭ぐらいの時期ではあるのですが「ゲームの最序盤の内に独ソ戦を始めて勝てるか」と思い立ち、興亡記2で独ソ戦速攻を目指しました。
まず前提として独ソ不可侵条約を締結する場合、
・独ソ不可侵条約を締結した上で、ドイツが条約を無視してバルト三国・東ポーランドを占領する。
・同じく条約を締結し、その条約を守って西ポーランド侵攻後に「バルバロッサ作戦」を発動する。
このどちらかで即独ソ戦が始まるのですが、上の場合は両エリアの占領から間髪置かずにソ連から宣戦布告を受けてしまう。バルト三国と東ポーランドを占領した状態から独ソ戦を始めることが出来るのですが、資金も鉄も燃料も軍団もほとんどない状態での開戦となってしまうため、正直かなりキツいです。
条約を締結しない場合だとこちらから「バルバロッサ」で攻め込めなくなり、また冬戦争でフィンランドを支援するかどうかの選択で開戦の時期が変動してしまいます。
難易度初級の場合、条約締結なし→フィンランド支援せずの状況だと42年中頃までは独ソ戦が起きなくなってしまうので今回は無し。(通常プレイならこのルートを個人的にはオススメするのですが)
結局最速独ソ戦は断念して40年春に独ソ戦を開始する想定で再度プレイ。
史実通りに侵攻して黄色作戦発動→ベネルクス三国攻略→踵を返して独ソ戦という感じの計画です。
40年春独ソ戦に間に合わせるべく、侵攻出来るようになると最速でポーランド→デンマーク→ノルウェー→ベネルクス三国と攻め、フィンランドを支援しつつ同盟化し戦力増強のため半年間の休息を経て、ついに開戦。
と…調子良さげに書いていますが、この時点で用意出来た軍団は7つ。
1軍団はノルウェー防衛に就いていますが、それ以外は全てソ連攻撃用に回しています。
フランス方面もどうやらフランスが存続している以上はフランス側からは侵攻してこないらしい、という情報を頼りにノーガード戦法を採っています。ただし英国は普通に攻めて来るため、ノルウェーには1軍団だけを置いています。しかしこのノルウェー防衛も実は1個師団すら必要なく、軍団司令部だけあれば簡単に防衛することが出来ます。
しかも補給基地をただ縦に連続して設置を適当に繰り返して、南西の都市で30ターン待つだけというお手軽さ。
ただなんかCPUのバグっぽい挙動を利用したやり方なので…
正直普通に戦うと敵は航空機数やら師団数が多く、そのためこちらも多くの軍団や師団が必要になり、また当然かなりの損害が出てしまうので致し方ありません。
ノルウェーはマップがかなり広いのでこのような守り方でも守ることが出来ます。ここ以外のエリアでこの方法で戦闘なしで守りきれたことがないので、自力で死守するしかありません。
しかしこの補給基地連続縦置きは、一応他のエリアにおける戦闘でも多少の時間稼ぎにはなります。
特に多数の敵が同時に接近して来ないという点に期待できるでしょう。多少は各個撃破がしやすくなります。
私はこの戦法を知ってから防衛戦がぐんと楽になりその結果、興亡記IIをクリア出来るようになったので今でも感慨深いものがあります。
しかし同時に問題もあります。
現時点での主力兵器はトゥランIと2号戦車なのですが、40年入ってすぐぐらいの時期にようやく38tが生産出来るようになった途端に2号戦車の生産ラインを全て38tに切り替えてしまったことで2号は数がギリギリ、38tはほとんど数が揃っていないという危機的状況を迎えています。
バルバロッサ作戦開始を本来の予定である3月か4月に発動する予定だったのを延期するか悩みましたが「まあソ連軍から兵器は鹵獲出来るし、40年のソ連軍はそこまで強くないから大丈夫だろう」と見切り発車で4月からの開戦を決断したという…。
なんだか某あの人っぽく楽観視してますが一体どうなるやら…