それはまさに10月5日(今となってはこの日付を見るだけで腰が痛くなるような思いがする)の晩御飯を食べ終えて第三帝国興亡記IIを進めようとしていた時のことであった。
夕方ぐらいから腰の違和感を覚えていたのだが、その時にはまさか重大事だとは思ってもいなかったのと痛みもさほど酷くなかったため全くの油断をしていた。
どうせ食べ過ぎか何かで痛くなっただけだろうと高を括っていたその人間は後に激痛に悶え病院へと向かうことになるのだが、その時はまだ来ていない。
そんな時にも案外と呑気なもので私はゲームをしようと思っていた。
レニングラードに繋がる要衝北西ロシアへの侵攻と、モスクワを目前とする白ロシアへの侵攻を同時に進めようとしていたのだが、ついにその時が訪れる。
腰の激痛である。
その数時間後に尿路結石であることが判明するのだが、その時の私はまだ何も知らず、ゲーム『第三帝国興亡記II』の北西ロシア侵攻の真っ最中だった。しかし腰が痛すぎたが故にもはやどういう戦いであったのかも今は覚えていない。
それから少しばかり休憩を取ると、その時は腰の痛みも引いてきたのでゲームを再開して白ロシア侵攻へ。
(後になって思うのだが、こういう時になぜすぐに病院へ行かないのだろうか。我ながら信じられない)
座ってプレイしていると再び耐えられないほどの痛みが腰を襲う。
この戦いで中央軍集団の第1軍団所属の歩兵師団が1つ壊滅してしまった。こちらもショックではあったのだが、悶絶するレベルの腰の痛みに耐えていたので早めの戦闘を終わらせたかったので我慢していた。
だがもはや痛みに耐えられるような状態ではなくなってきたのでゲームを中断して病院へ。
そしてようやく尿路結石であったことが判明。
帰宅したが流石にゲーム出来るような状態ではなかったし、まだ全然腰が痛かったので早く眠りたかった。しかし痛みで全然眠れず、座るのも怖いのでゲームすら出来ず午前4時頃まで立った状態で「ジョン・ウィック チャプター2」を見ながら時間が過ぎるのを待った。
病院で薬を飲んでから8時間経ち、次の薬がようやく飲めるようになったので薬を飲んでから数時間だけ寝た。
朝には痛み止めのおかげか痛みも無く座ることが出来るようになったのでちょっとだけゲーム再開。
イギリスがクレタ島に派兵した報告が上がるもこちらがギリシャを占領していないためクレタ島攻略作戦が発動できない。流石に放っておくとギリシャに英軍が上陸する可能性があるので先手を打つことに。
北方軍集団、南方軍集団の補充を行いつつ、第1軍団を解散。そして予備軍団と交代。
西ドイツで第1軍団をベースにして2個軍団を結成。これがオーストリア、ユーゴスラビア、アルバニアを経てギリシャへと攻め込む予定です。
さらにルーマニアの防空力が70に達したため「石油採掘」の作戦が行えるようになり、1ターンで獲得できる石油が少しばかり増加します。
ここでは大量の要塞とそこに立てこもる歩兵師団、強力な戦車師団が待ち構えています。
当然こちらはそんな場所に真正面から突撃を掛けたくはないので、要塞と歩兵師団はきっちりと包囲して投降させつつ進んでいきます。
敵戦車師団も航空攻撃で損害を与えてから包囲して出来る限り投降を狙います。
史実と違ってほとんど無傷のままレニングラードを攻略。
続く中央軍集団のモスクワ攻略にとっても幸先が良い。
このままモスクワとドネツ回廊(スターリングラード)は同時侵攻するつもりです。何より時間を掛ければ掛けるだけ対ソ戦は厳しくなっていくので、このまま早期決着を目指して押し切りたいところです。
ただ腰の不安もまだ残るので長時間座る体勢を取りたくないため一時中断。
ちゃんと十分な休息を取ってからモスクワ侵攻。
ソ連の首都なので相当な戦力が展開していることを想定していたのですが、まだ40年の時点なので歩兵師団がかなり多いような気がします。
モスクワのエリアもかなり要塞地形が多いのですが、レニングラードと違い敵師団が要塞を守っていなかったため進軍もスムーズでした。
被害が大きくなる前にモスクワを占領。
このままドネツ回廊にも攻め込みたかったのですが石油が無くなり止む無く進軍停止。
その間にソ連がモスクワ奪還を目指してクルスクから攻め込んできました。
今回のプレイで初の防衛戦になります。
全軍をモスクワ近辺に集結させて、例の補給基地を並べる戦法を使い幾つかの部隊を補給基地上に拘束しつつ、それ以外の近寄ってきた部隊を包囲して各個撃破して数を減らしていきます。
大半の敵は倒したのですがモスクワ攻略部隊にはこのままウラルに攻め込んでもらうために無理をさせたくない。モスクワまで近寄って来ない無害な敵部隊もあるので放置して30ターン経過で撤退してもらいました。
モスクワ防衛と同時にウクライナにも敵が来たので防衛。
ここまで順調に敵戦力を削ってきたので、ウクライナに攻め寄せた敵3個軍団の計9個師団のうちの8個は歩兵師団で、戦車師団は1個しかなかったのでもはや敵ではありません。
防衛は問題なかったのですがやはり石油の問題が重大です。
あとドネツ回廊とウラルを攻略すればその時点でソ連は降伏するのですが、このターンではもはや3個軍団×2での侵攻は不可能です。
ドネツ回廊は先のターンの防衛戦で戦力が低下していると思われるので2個軍団でも十分攻略は可能だと思いますが、その後ウラルに攻め込む石油が残っているかどうかが問題です。
そしてドネツ回廊侵攻。
こちらは2個軍団(6個師団)で侵攻するも敵が3個師団分しかいなかったので楽勝。
この時点でウラルに3個軍団で攻めるだけの石油がギリギリで残っていた。確実な勝利を物にするためモスクワの3個軍団で侵攻。
ウラルの敵戦力は1個師団分しか存在しなかったためこちらも全く苦労せず制圧。
そして……
結果約3か月でスピード決着。
石油は本当にギリギリだった。
史実では成し得ないレベルのスピード感でソ連を降伏させました。
これ以降はコーカサスから南周りで北アフリカへ進んで行くのと、フランス、イギリスを順に攻略していくだけ。
しかし実際には対イギリスが結構厄介なのですが、ソ連の生産力と資源を得たのでもはや敵ではないでしょう。
今までのプレイではアメリカを参戦させたことがないので、今回はあえて北西アフリカ辺りにアメリカ軍を上陸させて戦ってみても良いのだが、どうしよう。