Commentaries on the Wargames

ゲームについてあれこれ書いていきます

テトリス99はブラックホールである

テトリス99はブラックホールです。

ゲームとしての楽しさに引き込まれてもその先に光は存在しないのである。99人いても98人は潰されて消えてしまうのだ。

 

こう言ってしまうと私はテトリス99が嫌いなのだろう、と思われるかもしれない。まあ半分は嫌い…というのは正解だ。

それ以上にテトリス部分は完璧なパズルゲームとして圧倒的に面白い。これだけは神ゲーと言っても差し障りはない。本当に究極的に完成された完璧なパズルゲーだった。

そんな完璧なゲームを自分の好きなゲームの背景、BGMにしてプレイすることも出来るのでより一層面白く魅力的なものとなる。辞め時の見つからないぐらいに熱中してプレイすることが出来るのは間違いない。

ただし対戦物としては私のような初心者レベルだとほとんどノーチャンス。

猛者に狙われていると初心者がRENのために悠長に積み上げていくような余裕はほとんどありません。せり上がるブロックを消していくだけでもう手一杯…

誰からも狙われていない状態だと余裕をもってブロックを積み上げてRENで消していくことぐらいはそれなりに出来るようになったと思いますが、Tスピンは急には出来ないです。

テト1カップ開催中は全体的にレベルが上がるのか、開幕直後から5~6人に狙われて即敗退ということもありました。

私と同じぐらいのレベルの相手に狙われた状態(お邪魔ブロックを一度に送ってくる量が少ない相手)だと、それなりに戦えるのですが…

もはや上級者に狙われる=死の確定申告です。

私にとっては負けるまで大人しく逃げの一手を打ち続けて10位以内に入れば御の字というだけのゲームなのです。

標的にされないようにいじめっ子から逃げるゲーム、とでも表現すればもっと手っ取り早いでしょうか。一度標的にされたが最後、大量のお邪魔ブロックと「とどめうち」軍団によるリンチが待っている。

そうして下手なプレイヤーはすぐに上級者のバッチと化し勝利に花を添えるのが関の山でした。

 

RENやTスピンを狙おうとすればするほどそちらにばかり意識が行って調子が振るわなくなってしまうことも多々。結局普通に消していったほうが生き残れることは生き残れるということも。

あわよく最後の10人まで残っていたとしてもそこからのミノの落下速度についていくのが難しく、全てがしっちゃかめっちゃかになります。

 

レートか何かで区分けされて同じような実力のプレイヤー同士で戦うか、マリカみたいにトゲゾーやサンダーみたいな形で上級者にノーリスクで一矢報いる方法でもあれば、まだ真っ当に戦うことが出来たかもしれません。

元々心が折れるぐらいにはボコボコにされて辞めたのですが、過去の私の判断はきっと間違ってはいなかったと思います。

いやテト1カップ中だとテーマ自体が強制されてしまうので余計に心が折れやすく感じてしまうのもあったかもしれません。

 

そもそも私がファイアーエムブレムだのエーデルガルトだの第三帝国興亡記だのと現を抜かしている間に、テトリスをやり込んで実力を研磨し続けていたような相手と戦っても勝てないのは当然。

プロレベルの相手とアマチュア初心者がガチでやり合ったところで無謀なのは自明なのですが、マリカみたいに誤魔化しが効かない完全なる実力主義の世界がテトリス99であり、そこはまさに一度突っ込むと引く隙すら与えないブラックホールとしか言い表せません。

 

ピクミン4のテーマはなんとか入手しましたが、それと引き換えにテト1獲得に向けたモチベはほとんどなくなってしまいました。

それでもゲーム性の部分だけは面白いのでぼちぼちとやって、マグレでもマグロでも何とかテト1を掠め取ることが出来ればいつか報告したいなと思います。