蒼炎以外全作品をクリアしてきたので個人的に思うFEのランキングを作ってみよう、という企画です。
各作品の評価点なんかも書いてみようと思います。以下名称の「FE」略。
1位 聖戦の系譜
私の中での堂々の第1位は間違いなくこれ。
前半はシグルドの英雄譚としての戦争とグランベルを取り巻く陰謀が描かれ、後半では陰惨な世界となり下がったユグドラル大陸をシグルドの息子セリスが救うという重厚な展開。仲間との愛と友情もあり。
「質と量」で言うところの質のFE。全ユニットが満遍なく活躍できるわけでもないところも質のFEっぽい…(特に歩兵系のユニット)
古いゲームなのでちょっと不親切なところもある。追撃がスキルに依存していたり、特定のアイテム入手がノーヒントだったり。
2位 紋章の謎
2位とは付けたものの、もし点数的なものを付けるならば正直聖戦とほぼ同じぐらいだろう。
聖戦が「質」ならこちらは「量」か。第1部から第2部まで通しでプレイすると圧倒的ボリュームを誇る。
表のストーリーはマルスがアカネイアを2度救い大陸を導いていくというものになるのだが、その裏のストーリーとして親友ハーディンの破滅が描かれる。ハーディンの最期の早着替えには涙を流さずにはいられないだろう。
またそのハーディンとパレスを守る彼の親衛隊のあまりの強さにもきっと驚くだろう。バックアップ機能込みで闘技場でレベルを上げまくった仲間でも普通に苦戦するからだ。しかしジェイガンからすれば親衛隊など雑魚ばかりらしいのだが…。
リメイクの新紋章も第1部(暗黒竜)を失って2部単体になったものの新アカネイア戦記を遊べるという点では悪くない。ハーディンの見せ場も有り。
3位 風花雪月
こちらもボリューム的には圧倒的な作品である。
広大なガルグ=マクにはだるさを感じたがそれでも楽しんでプレイ出来たのは本当にゲームとして面白いからだろう。
過去作品なら問答無用で敵・敵勢力として扱われていただろうエーデルガルトと彼女の帝国にすら味方できるという自由度と、(黒鷲の学級の担任である場合に)生徒を殺したくないという個人的感情駄々洩れの主人公が私は好きだった。ただ他学級やセイロス教団の面々からすれば親の仇に味方するヤバイ子供にしか見えなかったであろう。
また大陸中が一致団結して帝国と戦う、なんてこともなく敵の敵が普通に味方ではないというある意味リアルな世界情勢も好きだった。
またゲーム内での歴史書の記述も思わず読み込んでしまうほどの面白さがある。
あまりに濃密な世界なので発売日当日から4ルート攻略まで100時間以上遊んでいても苦痛ではなかった。(ほぼ展開的に変わらない士官学校編はちょっと大変だったが)
4位 封印の剣
私の初FE。なので思い出補正も込み。
封印への思いは過去記事でも何度か触れているので重複になってしまうかもしれない。
でもパッケージ裏の紹介文を読んで子供心に「面白そう」だと思った自分自身の感覚に今では感謝している。もし詰まらなそうだと感じてしまっていたならば、今のFE愛は無かったかもしれない。
またシリーズ物として過去作品との繋がりすら感じさせなかったのもFE好きになった一因かもしれない。もしマルスがアカネイアが、という話がしつこく出て来ていたならばきっとシリーズの途中から入り辛い気持ちになって遠慮していたかもしれない。
5位 if
烈火と迷ったのだが、攻陣・防陣というシステムの面白さを考慮してifに。
ストーリー云々には目を瞑るもののあの攻陣・防陣というシステムだけは本当に面白かった。正直その評価がほとんどを占めてしまうのだが…。
正直悪いところは本当に悪い。経験値稼ぎDLCマップを購入したのにゲームの進行具合では弱いユニットのレベル上げすらまともに出来なかったり、ギミックが面倒なステージがやたらと多かったり、終盤の敵の強さに辟易させられたり…
諸手を挙げて評価することはし辛いのだが、それを差し置いても攻陣防陣は本当に面白かった。if以降も攻陣防陣のシステムは残っていて欲しかったのだが、結局デュアル/ダブルのシステムに回帰してしまった。
攻陣防陣は敵も利用してくるのでそこにいかに対処するかを考えるのが面白かったのに…
大味なデュアルのシステムに対してそれを上手くシミュレーション的方向に発展させた攻陣・防陣だったのでこれだけはきちんと評価するべきだと思った。
以下感想。
結果として5位まではこんな感じ。
6位以下も全部順位を付けようかとも思ったのだけど、どうしても印象の薄い蒼炎が下位に来てしまうのは公平ではない気がしてしまうので好き順に5位までにすることにした。
残りは全て6位ということにしておきたい。