Commentaries on the Wargames

ゲームについてあれこれ書いていきます

【スナイパーエリート3】北アフリカでも狙撃兵になる

前作があまりに面白かったのでスナイパーエリート3も購入しました。

今回はスナイパーエリートV2におけるベルリンでの戦いの前日譚であり、その舞台は北アフリカ戦線。

またもやスナイパーの果て無き戦いが始まりました。

こんな雄大北アフリカの景色の中に潜むドイツ・アフリカ軍団と戦います。

 

難易度はV2の時と同じくマークスマンで開始。

V2とは少し操作感も変わりましたが武器の交換と敵兵からアイテムを手に入れる動作のボタンが別れたのは有難い。V2では誤爆することも多々あった。

最初のミッションはチュートリアル込みだが長い。2つ目のミッションは暗い。

そして上の画像に「ハルファヤ峠」のミッションは難しい。この辺りから急激に敵が多く、倒されてはリトライを繰り返しています。

 

そしてティーガーとの激戦も。

本当に難しくて本当に精神的に疲れるゲームですが狙撃の面白さでどんどんと進めてしまえる魅力的なゲームです。

とはいえ難易度的にはゴリ押しが効くレベルなので丁度いいトーマス・ベケット感を味わえます。

 

そしてラストステージへ。

1ミッションにおけるマップは広くなりましたがキャンペーン自体の長さは10時間足らずぐらい。

渓谷内に築かれたドイツ・アフリカ軍団の秘密工場へ。

ここでは超巨大戦車ラッテが建造されておりこれの破壊が最終ミッションとなった。

爆薬を地下工場の各所に仕掛け、さらにラッテ本体にも爆薬を仕掛けてようやく撃破。

さらに計画責任者のヴァーレンも(ムービー内で)始末……

 

北アフリカ戦線での話という前情報だけは得て購入したので、もっとロンメルもストーリーにガンガン絡むのかとも思っていましたが軽く名前が出てきたりする程度でした。

敵のボス的存在としてはラッテの責任者ヴァーレンぐらいですが、秘密の地下工場に続くエレベーター前で出て来て「お前は同類だ」とか言い出す小物っぷり。

 

ゲームとしてはやはりマークスマン(ノーマル)でもそれなりに難しい。

グレネードとかを投げ込んでくる割合もV2より頻繁になっている上、結構なダメージ量があるのでハルファヤ峠では良くやられていました。

飛行場等での戦車との戦いもだいぶキツかった。

V2では燃料タンクのバルブみたいなところを(かなり的は小さいものの)狙撃すれば1撃で破壊出来たのだが、今回はカバー部分を攻撃した上でその中にあるエンジンに弾を撃ち込む必要があり数発は必要となる。

戦車の操縦手用の小窓を狙撃すれば足を止めることは出来るもののだいぶ苦戦することが多かった。

この難易度も含めて狙撃ゲーとしては大満足の面白さがあると思う。もちろんマークスマンよりも優しい難易度も存在はしているのだが……

 

DLCの総統暗殺ミッションは暗殺までの道程は優しく、暗殺後に護衛の兵士たちがわんさか群がって攻撃してくるのでそれを捌くのに一苦労という感じ。

他DLC3ミッションは一連のストーリーがある。

最後の「対立」というミッションでは極端に回復アイテムが少なく、マップ中でもほとんど手に入らないような状態で初見ではミッション自体が「作りかけ」レベルなんじゃないかと疑っていた。しかし終盤の山間のジャングルと遺跡みたいなところでスナイパー同士の狙撃戦になる場面では「山猫は眠らない」の1作目の対スナイパー戦のような雰囲気を感じられる良ミッションだった。

 

敵兵の台詞はデフォルトでオンになっていた(V2では初期はオフだった)のだが、全ての台詞が翻訳されていないのか字幕が出ないことも多く、最初の頃はバグなのか仕様なのか分からず戸惑っていた。

明らかに敵が喋っているにも関わらず字幕が出ない時には最初の頃は不安だった。

最終的にエンディングのスタッフロールで主人公が喋る台詞も字幕が出て来なかった。そこは少しだけ(最後のだけは大いにではあるが)残念だった。

 

V2は完全ワンオペでしたが3では友軍の仲間が何人か登場して合間合間で活躍したり、その仲間の1人であるブラウアーという人物が戦死したりとストーリーを盛り上げていた。

そんな仲間たちは飛行場襲撃でも活躍していたのだが、最後のミッションではまたワンオペに戻っていた。

スナイパーエリートというよりワンオペエリートだったのかもしれない。