Commentaries on the Wargames

ゲームについてあれこれ書いていきます

【Into the Breach#2】ブリッツクリーク 電撃戦の名を冠したスクワッド

Into the Breach ブリッツクリーク

「ブリッツクリーク」というドイツ味のある名前なのでどんなスクワッドかと思いきや電撃鞭やらフックで敵を引き寄せるメカやら投石メカやらキワモノ軍団であった。

いやでもこれが本当に強いのである。

まずライトニングメカが初期から持つというエレクトロウィップという武器。

これは隣接する敵から敵、強化すれば敵から施設~施設からまた敵と隣り合ってさえいれば連鎖してダメージを与えることが出来る。初期威力でダメージ2、強化するとダメージ3、パイロットがフィニッシャーのスキルを持っていたので最終ターンではダメージ4を叩き出す化け物メカになっていました。

ただし味方メカも連鎖に加わってしまうので位置取りには気を付ける必要もありますが、HPに余裕があれば連鎖を繋げるルートとしても活用できます。

プレイしたのがイージーだったのでマップによっては全然連鎖しないことも多かったのですが、ノーマル以降では凄まじい連鎖と火力で制圧出来るのではと期待しているところです。

ただ耐久の高い敵には対応し辛いという短所面も。

こんな戦闘力に全振りしたかのようなメカが堪らなく好きだ。

 

そして特筆すべきはフック付き戦車のような見た目のフックメカ、(名前はそのまんまである)実はこのスクワッドで一番重要なメカなのではないかと睨んでいます。

敵を引き寄せられるのはもちろん、山にフックを撃ち込んで移動したり(フックショットの原理で)、初期状態ではダメージを与える武装は持っていないのですが装備によっては攻撃して敵を押し出すことも出来るようになったりとかなりの便利屋メカとなってくれます。

ライトニングメカは確殺狙いですが、フックメカはこのゲームに必要な敵を移動させることに長けていて、なおかつメカから見て手前方向に長距離を移動させることが可能なのでいかに使いこなせるかでブリッツクリークでのプレイに大きく影響を及ぼす気がします。さらにアーマー持ちなので受けるダメージを1だけですが減らす効果もあります。

敵を移動させる役、攻撃役、盾役の全てを卒なく熟す万能選手といった感じでしょうか。(器用貧乏タイプはゲームだと性能的に使い物にならないケースも多々ありますが)

多分このゲームにおける最強のメカの1つなのでは、と個人的には思っています。

 

ロックメカは初期スクワッドにいるミサイルメカを少し不便にしたメカで、投石攻撃によって着弾点にダメージを与えつつ左右には敵をさらに横へ押し出す効果と、さらに石を敵のいない場所に打ち込むことでマップに岩石が残し、壁に使ったりウィップの連鎖の種にすることも出来ます。

初期のHPが低く、狙われると危険である点とやはりライトニングメカの巻き込みが怖いですね。

このブリッツクリーク軍団はどうしても味方をライトニングメカの攻撃に巻き込んでしまいやすく、特に実績の「30分以内にアイランドを2つクリア」を目指している時には、何度も味方にも攻撃を加えてしまい自ら撃破してしまうことが多発しました。

まあこれは気を付ければいい話でもあるので、急いでいない状態だと流石に撃破してしまうことは少ないでしょう。

上の画像でロックメカのみAIがパイロットになっているのはその30分の実績を達成する時に2度もウィップを当ててしまったのが原因です。

 

今のところ戦車型のキャノンメカとか戦闘機型のジェットメカのような、非人型の見た目のメカが気に入っていますが、どうやら私好みのでかい盾を装備するイージスメカという試作2号機味のあるメカが存在することを知ったので解放までのモチベ向上にはなるだろう。

私は順々に開放していきたいタイプなので一足飛びに目的のメカがあるスクワッドを解放はしない予定なのですが、ただ解放に必要となるコインも実績をクリアしないと手に入らないのでそれが面倒だと感じればお目当てのスクワッドを先に開放してしまうかも…。

 

しかし気が付けばInto the Breachばかりやっているし、やっていない時でもInto the Breachの事ばかり考えてしまっている。

もしや恋!?ではなく、本当にしっかりとやり込めばやり込もうとするほど難しいゲームであり未だにノーマルすらクリア出来ない有様なので、どうしたら上手く出来るのかと常に考えてしまいます。

さらに敵を押したり引いたりして敵が出て来る穴を敵自身に塞いでもらったり、最終ステージのボス敵すら即死ギミックに巻き込んだりと、パズルゲーム的側面もあるゲームでありその場における機転までも要求される。

骨太ストラテジーかと思って買ったつもりだったのだが、これは骨太どころじゃない本当に奥の深いゲームなのかもしれない。