Commentaries on the Wargames

ゲームについてあれこれ書いていきます

【栄冠ナイン#3】10年目の諦観ナイン

8年目

8年目の夏、県大会決勝戦まで進むも敗退。

(準決勝と決勝戦ではそれはもう凄まじい敵チームの連打で精神が破壊されそうにはなったものの)ここまでの勝利で学校の評判が強豪になったことでグラウンドが黒土になる。

その後は秋の地区大会1戦目まで続けて勝利したものの、その後試合戦力Bの相手と当たって敗北。相手のほうが遥かに強かったにも関わらず学校の評判も下がって再び中堅に降格。

昇格した時にすぐ降格しないようにゲージの途中から始まるみたいなこともないので上がってすぐ下がってを見せられて楽しい気分にはならない。

春の甲子園も出場は出来ず。

スカウトも大半の選手に断られてしまいキャッチャー2人しか確保できず。2年後に暗雲が立ち込めてきた。

 

9年目

救いのない結末を遂げるという物語が好きな人以外には正直おすすめできないレベルのゲームだが、もうすでに2032年となりゲーム開始から8年が経過した。

夏の甲子園は1回戦で格下と当たり敗退。

秋は地区大会1回戦まで進むも敗退。練習試合もボロ負けと全然面白くない。評価も全然上がらず強豪まで戻れる気配もないのでモチベも何もない。

 

10年目

スカウト失敗世代が3年生になっているが戦力的にはそんなに悪くはない状態に持っていけた。

勝戦で試合戦力Aの松江中央とぶち当たって惜敗。これはまあいい。

しかし秋の県大会では前評判Eで試合戦力Dの飯南中央に9回で連打を食らい敗北。これで評判も中堅の半分ぐらいまで削られて完全にモチベが無くなった。

 

転生なしだと中堅~強豪の壁が厚すぎる。

その上で試合戦力の高い(C以上)の敵チームには10年間で1度も勝利したことがないように思う。

呪いや連打システムはともかくとして、ゲーム性の関係でチャンス時とピンチ時に試合操作がCPUからプレイヤーの手に託される形になるがいわゆる「負け試合」だと5回ぐらいから守備(ピンチ状態で)しか回ってこないことも多いのはやはり理不尽だと感じやすい。

なおチャンス時の打撃操作も7割、8割は凡打で終わるかそうでなくとも「転がせお祈りゲー」なので采配もクソもなくハッキリ言うと面白くない。選択肢はあるが思うようには動かないし、仮にも思い通りに動けば敵チームの連打という「制裁」が待っている。

打高投低と言っても敵チームだけの話であるようだった。

6年目辺りから「栄冠2024は上級者向けで私のような初心者がやるべきゲームではないのでは」とさえ思うようになった。

 

なお転生なしだとこんな調子で一進一退のまま長い年数をかけて強豪を目指し、強豪になったあとはスカウト可能になるまで評判を維持し強い新入生をバンバン入れていかないと試合戦力C以上の連中には勝てないと思われる。

弱小スタートで10年で中堅止まりというなら実際の高校野球ならもしかするとリアルなのかもしれないが、そのリアルさを追求することが「ゲームならでは」の体験なのかと問われると少し違う気もする。

正直なところ最初の5年ぐらいまでなら本気で楽しんで遊んでいた。たとえ連打を食らってボロ負けしたとしても選手が成長し3年後のステータスを想像するだけでも楽しめた。本当に生徒たちと共に甲子園を純粋に目指すことが出来ていた。

 

11年目以降どうしようかな……